尺半と言っても、バスです。
45cmに1cm足らないけど、おまけして尺半として下さい。
私がいつも行く木曽川系の野池には、大小五つの池が隣接している。
メインにしている池が、今月に入った頃から、サッパリ釣れなくなったので、他の池を回っていたら、今まで一番釣れなかった池で、結構大きなのが釣れた。
その池では子バスも釣れるが、大体35cm前後の釣り応えのあるバスが殆どで、今まで釣れなかったのが不思議なくらいだった。その池は本流との行き来は殆どないので、バスの出入りもないはずで、どこに隠れていたのか、全くバスの生態は謎である。
なにはともあれ、そろそろ40アップが出ないかと期待してたところ、やっと出ました。
その池は、南北に細長い形をしており、最初は南の端でやっていたが、段々釣れなくなってきたので、北の方もと思い北上していった。なんせその池は、ほぼ人跡未踏で、ナタで藪を切り開きながらの北上だ。時々大きなジョロウグモに行く手を阻まれ、勇気を振り絞り小枝で蜘蛛の巣を払い、前進。
やっと、目的の北端へは三日がかりの行軍であった。
そこでも、結構釣れたのだが、より北の端に本流につながる小川のようなところが気になり、またも蜘蛛と格闘し藪を前進した。
その初日では、大小合わせて12匹の釣果で、苦労の甲斐を得た。
しかし、そんなに魚影が濃いわけではないので、やはり段々釣れなくなってきた。そこで、5mほど先の対岸ギリギリを責めたり、オーバーハングの下へキャストしたりして、それなりに釣果を上げていた。
そんな時、オーバーハングの奥の方へたまたまキャストに成功したら、ガツンと強烈な当たりがあり、ドラグがジーっと鳴った。「ドラグがジー」は久しぶりである。そこはとても浅いところなのに、なかなか姿を現さなかったが、突然巨大な口を開けた頭が現れ、「デカい」と思わず口から洩れた。なんせ、3lbのラインなので慎重に引き寄せ、やっと岸に引きずり上げた。
それが、こいつだ。

最近、コクチバスっぽいのが多い中、これは正真正銘の大口だった。
計測してみたら……、

見ての通り、44cm。
ただ、写真では恰度草に隠れてわかりづらいが、お腹がぺっちゃんこで、どうもこの池もベイトが少ないようである。

教訓として、今まで苦も無く釣れていたのに甘えて、バスを探し回る労を惜しんでいながら、釣れないと嘆いていたことを反省し、バスを探して足を惜しまないことにした。しかし、今年70歳を迎えた身には少々堪えるのではあるが。それと、蜘蛛!

カテゴリー: ブラックバス

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